ミラノ国際博覧会パリで、兵庫県・豊岡(但馬)のことを豊岡市長がプレゼンするとのこと。
急きょ、そのイントロで流すショートPVを請けた。

まず、編集にあたりの主旨として次のことを考えた。

今回は短い時間で外国の方に印象深くしてもらうこと。
日本的なことも大事ですが、外国人が創ったようなのでもいけないと思った。
日本人がジャポネスクみたいなこと、なんとか風にやってもはいけない。
編集のコラージュや文字キャプションにも凝ってもいけない。

単に情景だけで勝負。
そこで、スケッチシリーズを濃縮したような映像、「豊岡絵巻」とした。
説明キャプション・コラージュ・ドローン映像、一切無し。

古くからある日本の浮世絵や絵巻・錦絵にある景色、それが現代でもあることを知ってもらいたい。
それが「但馬(豊岡)」にあると確信する。
人々の魂を象徴する祭り。
そして人々の日常、
その背景となる、景観。
これらがしっかりしているところを、外国の人々が見てたしかめたくなるように感じさせたい。
及ばずとも「横山 大観」のような気持ちで挑んだ。

「絵巻」である。

しかし、題名 picture scrollでは直訳すぎる。
そこで豊岡市担当者が最後まで悩みに悩み検討を重ね練り直した。
そこで決まった英語のタイトル
Scenes of Toyooka -This is the real side of Japan-
ニュアンスとして「日本の真実の輪郭」とも言うのか。
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